ハラスメントは、報道や訴訟で世間に知られてしまうと企業にとって大きな損失となります。
しかし、それぞれの企業で行われているハラスメント研修を見ると、
・ハラスメントとは何か(定義と分類)
・どのような時に起こっているか(具体的な事例)
の解説・周知がメインになっていて、「本当に予防に資する研修になっているか」「起こったあとどうするかの論点を扱っているか」等の点において不十分な会社が多いのが実情です。
現在では、ハラスメントが起こってしまっても企業が適切に対処すれば、それによって負うべき責任は必要最小限に抑えることができます。
ハラスメント研修は毎年決まった人がやって終わり、ではなく、その効果も測定しながら実践的なものに練り上げていきたいものです。