主婦の方が離婚した際に考える今後のキャリアについては、いろいろなものがあります。ここでは、どれが良いという話ではなく、具体的なケースをいくつかご紹介します。
篠田顕子さんは、イラク戦争の開戦を知らせる第一報の海外ニュースを翻訳された、有名な同時通訳者ですが、翻訳者デビューは41歳。離婚を機に34歳から翻訳スクールに通ったそうです。翻訳という仕事を選んだのは、娘に恥ずかしくない職業をというのが理由だそうです。
辻三千代さんは、子どもを3人抱えたままご主人が突然失踪。子どもを食べさせるために職を転々とするなか、研修会社の営業兼研修開発の仕事に。そこで産能大学の学長から「キャリア論の教授になってほしい」と請われ、華々しい転身を遂げます。彼女を支えたのはデパート時代の上司の「君は何をやっても大丈夫」という言葉だったそうです。
こんなふうに、「コツコツ勉強してスキルを上げられる職業」ですと、収入も上げられて、定年というリスクもある程度低減できる気がします。長い目でのキャリアプランニングが必要です。