【組織開発】個人の能力より仕組みを疑う

以前、こんな会社がありました。社長が案件を取ってくるのが上手く、売り上げ自体はとても順調でした。そこで人を雇うのですが、定着しない上にどんどん赤字が出るようになっていました。

何故か?

人が効率よく働くための環境整備と仕組み作りをずっとほったらかしていたからです。

・すぐにフリーズしてしまう古いPC。

・大量の紙による帳票類管理。

・口述伝承で不安定な業務ルール。

・数万円の案件なのに、受注から報酬領収までにそれ以上の事務負担費用がかかること。

・それぞれのスタッフのタコツボ化した業務スキル

などなど、利益を生み出すための仕組み作りに全くメスが入っていませんでした。

企業理念の浸透のための研修も大事。社員のメンタルヘルスも大事。営業力向上も大事。

ですが、会社の中の仕組み作りや、個々のスタッフ同士の関係性の構築と業務上の連携強化など、絶え間ないメンテナンスの必要性にも経営者は意を払うべきです。