【組織開発ネタ】長続きする企業に特徴はあるのだろうか

長続きした企業に関する調査というのは存在します。その調査によると、長続きした企業の特徴は、

「個々の社員が、その会社に居続けたいという理由が多様であること」でした。

しかし、これは「結果的に長続きした企業に共通する特徴」であって、

「これから、企業が育むべき環境」ではありません。なぜなら上の特徴は結果論だからです。

そもそも、企業は業務を効率化しながら利益を最大化するための契約の束であり、商業的な装置です。

いっぽう、そこで働く従業員は生身で働く人間であり、「自分の行動に何らかの意味を求めたい。そして意味を見出せないと何かに取り組む意欲が十分に沸かない」という生物です。

そこには埋めがたいギャップが存在します。

このギャップを埋めるために、企業カルチャーを操作すれば済むという話でもありません。

そこで、「結果的に長続きするような企業」をどう形作っていくかという組織開発の課題が登場するのです。